当サイトについて

めまいの症状、治療、予防法や改善方法まで、
めまいの改善に向けて理解を深めるサイトを目指します。
めまい、耳鳴り・難聴が治る「5つ」の要素とは?


めまい、耳鳴り・難聴を治すためには
「抑える」ではなく「治療する」為の要素が必要なんです。 続きを読む →

めまいの予防と対策

1.めまいとは?

めまいとは、一般的には自分のあるいは周囲のものが動いていないのに、動いているように感じる異常感覚で、医学的には身体の静的ならびに動的な平衡の維持に関係する末梢機構や中枢連絡機構中のどこかに障害が起こったときに意識の領域に広がっていく異常な知覚と言えます。

2.何が原因?

そもそもめまいはどうして起こるのでしょうか?
その原因は無数にあるのですが、はっきりと分からない場合も多いです。大別すると中枢性と末梢性に分けられます。中枢性には脳腫瘍・脳循環障害・外傷など 大脳・小脳や脳幹機能の障害がある場合が挙げられます。それに対して末梢性にはメニエール病や発作性頭位眩暈症に代表されるような耳鼻科的疾患が挙げられ ます。
その他、内科的疾患(血液・循環器疾患、内分泌代謝障害など)、精神医学的疾患(神経症など)、婦人科的疾患(月経、妊娠、更年期障害など)もその原因となりえます。ただし、その80~90%が末梢性の原因によるため、めまい=耳鼻科と考えられることが多いようです。
だからといって、残りの10~20%の原因を見逃していいという理由にはなりません。なぜなら、その中には致死的病変の初期症状となりうるケースがあるか らです。中枢性めまいの中には、めまい(眼振)以外何の症状もないこともあります。ただの「めまい」だと思ったら、実は小脳梗塞だったということもあるの です。

3.早期発見するには?

では、どうしたら見分けることができるのか?致死的病変を見逃さないのか?
まずは、症状を医師に伝えましょう。これが最も重要で、ある程度鑑別可能です。いつ、何をしているときに、どういっためまいが、どのくらい持続するのか、その頻度はどのくらいなのか、随伴症状の有無は最低限聞きます。
次に診察・検査です。神経学的所見・運動失調の有無、画像診断です。これである程度、中枢性疾患を否定できます。その後は末梢性の可能性が高いので耳鼻科を受診してください。

4.症状・対策は?

耳鼻科的疾患である末梢性めまいのうち、最も多いのが良性発作性頭位眩暈(めまい)症です。内耳の前庭という場所にある耳石がはがれ、からだのバランスを 保つ器官である三半規管に入り込んでしまうとめまいが起こります。これは頭を動かすと激しいめまい(軽度の場合はフワフワするのみ)と嘔気が出現します が、しばらくじっとしていると徐々に軽減してきます。ところが、もういいかなと思って頭を動かすと再びめまいが出現するために不安になり、動かずじっと同 じ体勢をとったままの方が大多数です。
このめまいは先にも述べた通り、三半規管に入り込んだ耳石がリンパの異常な流れを引き起こすことによって出現するので、じっとして耳石によってリンパ液を 動かさなければめまい症状は起こりませんが、逆にじっとしていることによって耳石が一か所に蓄積し個々がくっつくことにより大きくなり、次に動いたときに その大きくなった耳石がめまいを引き起こします。ですから、めまい症状の激しいときはじっとして治まってくるのを待ち、ある程度落ち着いたのであれば、無 理のない程度でよいので耳石を分散・排出するために少しずつ頭を動かすよう心がけてください。その方が治りも早いし、次に起こりにくいです。決して命にか かわるような病気ではありませんので安心してください。
あともう一点、三半規管はストレスに弱いところなので、何か心配事があったり、疲労が蓄積していたり、寝不足があったりすると三半規管が過敏に反応することがありますので注意してください。心配しすぎはかえってよくないですよ。

良性発作性頭位めまい症

もう一つよく耳にするメニエール病ですが、これは内耳を満たしている内リンパ液が増え、むくんだ状態になりめまいを引き起こすものです。多くは、めまいに 随伴して難聴や耳閉感、耳鳴りといった症状が出てきます。この場合も命にかかわることはありませんが、早めの耳鼻科受診をお勧めします。

 

出典:名古屋逓信病院